「不動産の一括査定サイトを利用しようと思っているけど、どこを選んだらいいかわからない」
「一括査定サイトを選ぶ時の基準は何だろう?」
「一括査定サイトで候補に出てきた不動産会社を選ぶ基準は?」
など、不動産の一括査定サイトをいざ利用しようと思ってもどこを選んだらいいかわからない方も多いと思います。
住マイくんが質問しているようにたくさんある不動産一括査定サイトからどこを選んだらいいのか?また、一括査定サイトで候補に出た不動産会社はどこを選んだらいいのか?わかりませんよね?
そこで、不動さんが「不動産一括査定サイトを選ぶ基準」「優良な不動産一括査定サイトの見つけ方」「優良な不動産売却の業者を見極める方法」「不動産会社選びで失敗しないための注意点」について詳しく解説してくれるみたいです。
どこを選んだらいいか迷っているかたは参考にしてみてください。
この記事の後半とトップページで不動産売却サイトのランキングを載せています。
不動産を売ろうと思っている方は参考にしてみてください。
不動産一括査定サイトを選ぶ基準は?
不動産一括査定サイトを利用しようと思っていても、実際どんなサイトなのかよくわかっていない人は多いと思います。
まずは不動産一括査定サイトの仕組みを簡単に解説しましょう。
不動産一括査定サイトは、一言で説明すると「インターネットを使って複数の不動産会社に自分の不動産の査定額を出してもらえるサイト」のことです。
「一括査定サイト」「オンライン査定」「一発査定」などの様々な名称が使われていますが、どれも同じ不動産一括査定サイトです。
使い方は、サイト内にある申し込みフォームに、物件情報と個人情報を入力して送信すると、1~2日ほどで不動産業者から査定結果が送られてきます。
早い時は、申込をしてから当日中に査定結果がくることもあります。
不動産業者に直接電話をしたり、書類を郵送したり、クレジットカード登録をするなど何かしらの認証があるわけでもありません。
不動産一括査定サイトのほとんどは「一戸建て」「マンション」「土地」などの代表的な不動産種別の査定に対応しています。
サイトによっては、ビジネス用不動産にも対応しているので、一般消費者だけではなく、法人や投資家もよく利用しているサイトです。
そのため、不動産売却をする時の第一歩として、誰もが使っているサイトになっています。
不動産一括査定サイトはそれぞれ特徴がある
ここまで不動産一括査定サイトの基本情報について説明しました。
どれも流れは同じと紹介しましたが、サイトによって機能や特徴も違ってきます。
得意分野や独自のサービスを展開しているサイトなど、様々な特色があります。
わかりやすい大きな違いとしては、一括査定サイトと提携している不動産会社数や会社の質でしょう。
サイトごとに他のサイトとの差別化を図るため、使いやすさも違います。
細かいところまで挙げるとかなりの数になりますので、すべてをピックアップするとキリがありません。
そのため、不動産一括査定サイトをこれから使うのであれば、「どこのサイトもだいたい同じだろう」とは思わないで下さい。
選ぶサイトによって、あなたとの相性の違いもきっとあるはずです。
不動産一括査定サイトを賢く選ぶには?
ここまでに、「不動産一括査定サイトはそれぞれ機能や特徴が全然違う」と説明しました。
では「どんなサイトを選べばいいのだろうか?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこで、ここからは不動産一括査定サイトの選び方について詳しく解説していきます。
選び方の基準としては、以下の条件を満たしているかどうかが重要になってきます。
①大手・中堅・地場など、多くの種類の不動産業者が提携している
②情報管理・プライバシー保護がしっかりしている
③申し込みフォーム以外の余計な操作がない
では1つずつ詳しく解説していきます。
多くの種類の不動産業者が提携している
不動産会社の種類は大きくわけて3つあります。
それは「大手」「中堅」「地場」の3種類です。
それぞれの特徴は以下の通りです。
【大手】CMなどでよく見かけるような不動産業者のこと。
取引実績が多いので、査定額の精度が非常に高いのが特徴です。
しかし顧客数も多いため、顧客に対する対応がドライなことが多い。
【中堅】特定の地域にだけ複数の店舗をもつ不動産業者のこと。
査定の精度もそれなりに高く、顧客対応も悪くはありません。
大手と地場の良いところを併せ持ちますが、逆に中途半端ともいえます。
【地場】特定の地域にしかない不動産業者のこと。
大手に比べると取引実績が少ないので、査定額にアラがでやすいのが特徴です。その代わり、抱えている顧客数が少ないので、顧客に対する対応はかなり手厚くなります。
これら3種類の業者すべてと提携している不動産一括査定サイトなら、さまざまな要望に応えることができる査定が可能になります。
しかし、サイトによっては大手にしか対応していないところもあるので要注意です。
情報管理・プライバシー保護がしっかりしている
一括査定サイトで査定依頼を行うためには、物件の情報や自身の情報を入力する必要があります。
ただし、物件情報には住所が含まれますし、自身の情報に関しては個人情報です。
そのため、不動産一括査定サイトに対して、多くのプライバシーを晒すことになるでしょう。
もしサイトから情報が流出するようなことがあったら、自分の情報が悪用される可能性もあります。
このような点から、情報管理がちゃんとした不動産一括査定サイトには、プライバシーポリシーなどが大々的に掲げられています。
なので、選ぶポイントの1つとして個人情報の取り扱いを徹底しているサイトを選ぶようにしましょう。
申し込みフォーム以外の余計な操作がない
査定を開始するためには一括査定サイトの申込フォームに必要事項を入力するだけで大丈夫です。
しかし中には、申込フォームの他にも登録することがあったり、必要ないような説明を読まなければいけないサイトもあります。
大手のしっかりとしている不動産一括査定サイトならありえませんが、運営年数が短い出来たばかりのサイトによく見られる傾向です。
本来は査定依頼の申込みだけで済むサイトの方が正しいので、間違えないようにしましょう。
優良な不動産一括査定サイトを見つけるには?
優良な不動産売却査定サイトを判断する基準は、大きく分けて以下のようなことが上げられます。
(1)提携している不動産会社の数が多い
(2)大手不動産会社が多数参加している
(3)複数社に査定依頼ができる
(4)運営年数が長い
(5)対応エリアが全国
(6)利用者数が多い
では、詳しくみていきましょう。
登録している不動産会社の多さ
様々な不動産の種類があるのと同じように、不動産会社にも様々なタイプがあります。
①ファミリータイプの物件の売却が得意
②ひとり暮らし用の物件の売却が得意
③戸建ての売却が得意
④マンションの売却が得意
など得意分野はさまざまです。
自分の大切にしていた不動産を適正に査定してもらうには、数多くの不動産会社と提携をしている査定サイトから、最適な会社を選ぶ事が重要です。
また、不動産を短期間に高額で売却しようと思っても、自分の所有している物件が得意で経験豊富な、不動産会社を選定することが大切と言えるでしょう。
大手不動産会社が多数参加している
大手の不動産が多数参加しているサイトは、お客様の個人情報がきちんと守られており、満足感も高いので信頼できると言えるでしょう。
実際、大手不動産は取り扱っている物件の数も多く、不動産を査定する時に、参考にできる実績データも多いため、より適正な査定金額が出せると言えます。
そのため、そのような大手不動産が多数参加しているサイトは信頼できます。
また、数多くの不動産会社から、どの会社が大手不動産だと判断したらいいのかわからない。
と困っている方も多くいらっしゃるでしょう。
大手の不動産を見分けるポイントは以下が挙げられます。
・資本金が大きい
・従業員数が多い
・取り扱っている不動産の仲介件数が多い
など。
複数社に査定依頼ができること
一括査定サイトに登録してある不動産会社によって
・利用する不動産査定方法が違う
・営業スタイルが違う
など、査定額を出してもらっても、査定金額に違いが出てきます。
相場価格の感覚を養うためにも、適切な相場を知るためにも、複数社に査定依頼ができる査定サイトを利用するようにしましょう。
他にも自分に合った担当者を探すためにはやはりたくさんの不動産会社に接触する必要があります。
運営年数が長いか確認
運営年数が長いサイトは、それだけ適正な運営をしているということなので、不動産会社にも査定を利用するお客様にも信頼されていると言えるでしょう。
さらに運営年数が長くなればなるほど、ノウハウも蓄積されていくし、実績も増えてきます。
登録している不動産会社も質のいい会社に絞られていくでしょう。
対応エリアが全国であるか?
全国エリアを対応している査定サイトは、大手不動産から地元密着の不動産会社まで幅広く提携していると言えます。
売却物件の場所や種類によっては地元密着型の不動産会社に依頼した方が早く売却できる場合もあります。
そのため、対応エリアが全国かどうかは査定サイトを選ぶ基準としては重要なポイントになります。
利用者数が多くいるか?
利用者数が多いサイトは、それだけ質のいい不動産会社と提携しているので、お客様満足度が高いと言えるでしょう。
・営業電話がしつこい
・不動産会社の対応が悪い
などの心配も少ないと思うので、査定サイトを選ぶ基準としては重要なポイントと言えます。
一括査定の利用後に優良な不動産会社を見極める
まず、国内の不動産会社の仕事と種類について説明しておきます。
不動産会社のことをよく知っておくことで、あなたに合う会社かどうかを見極められるようになるでしょう。
不動産会社はどんなことをしているの?
不動産会社の仕事内容はとても多くの種類があります。
不動産会社の業務を大きく分けると
・売買仲介
・賃貸仲介
・管理
と3つの種類があります。
さらに大手の不動産会社になると
・買取転売
・マンション、戸建の分譲開発
・収益物件の保有
などがプラス業務として加わってきます。
大きな不動産会社ほど、従業員に数が多いのでマンション開発やビルの保有などの投資を伴う事業も可能となります。
仲介や管理は投資を伴わない
「売買仲介」「賃貸仲介」「管理業」などは、大きな投資を伴わない業務になります。
そのため地域密着型の不動産会社は売買仲介や賃貸仲介、管理業を行っています。
大手の不動産会社であっても、街中の店舗の多くは支店やフランチャイズなので基本的な業務は売買仲介や賃貸仲介、管理業を行っています。
不動産会社の種類は?
さらに地域密着型の小さな不動産会社を大きく分けると、
・大きくはないが人気のありそうな不動産会社
・昔からあるがつぶれる気配もない不動産会社
の2つに分かれます。
不動産業とは廃業率がとても低い業種なので、「昔からあるがつぶれる気配もない不動産会社」はよく見かけると思います。
実はこのような不動産会社は見た目は悪いけれど、中身の経営はとても安定していたりします。
このような不動産会社は主に賃貸仲介と管理業を行っています。
業歴が長いため、地元の大地主さんからアパートなどの管理を数多く任されていることが多いから長く経営していけるのです。
大きくはないが人気のありそうな不動産会社の方が仲介は頑張る
反対に見た目に活気があり、店舗も綺麗で、「人気のありそうな会社」は、営業自体も頑張っているでしょう。
このような会社は積極的に売買仲介を行っており、大きく売り上げを伸ばしていることがほとんどです。
売買仲介に力を入れている不動産会社が多いため、売物件の情報を持って行くと喜んで対応してくれるでしょう。
以上、不動産会社の特徴について見てきました。
では次に不動産会社の選び方について解説していきます。
不動産会社選びで失敗しないために
ここからは、不動産会社選びを失敗しないようにいくつかポイントを紹介します。
しっかりとポイントを抑えて選ぶ時の参考にしてください。
この方法では選ばない方がいい?
昔は良い不動産会社の見分け方として、宅地建物取引業の免許番号の更新回数をチェックする。
といったような話がありました。
宅建業の免許番号とは、「東京都知事(1)第○○○○○号」のような業者に固有に割り振られている番号です。
この内、()内の数字が免許更新数となります。
宅建免許は5年に一度の更新のため、()内の数字が大きければ大きいほど業歴が長いので信用できるという、分かり易い見分け方になります。
この方法を否定するわけではありませんが、このような単純な見分け方はお勧めしません。
理由としては、業歴の長い会社には、先ほど紹介した「昔からあるがつぶれる気配もない不動産会社」も多いからです。
このような不動産会社は高齢者の経営者が営業していることも多く、経営も安定しているので、あまりガツガツした感じではありません。
また不動産業は廃業率の低い業種であることを考えると、更新回数の多さは他業界に比べるとあまり頼りにならないかもしれません。
この手のタイプの不動産会社は売主のために一生懸命動いてくれる可能性は低いため、避けるべきでしょう。
オススメの不動産会社の選び方
売主としては、やはり「大きくはないが人気のありそうな不動産会社」に頼むべきでしょう。
この場合は、むしろ免許更新番号の比較的浅い業者の方が良い時もあります。
やる気に関していえば、どの業界でも開業したてや、オープンしたての店舗の方がやる気は高いと言えるからです。
見極めるコツとしては、入店した時の挨拶の明るさや、店員の身だしなみ、店舗の清潔感などが良いかどうかを見ることがポイントとなります。
他にも査定を依頼した時の対応の良さや相談をした時の態度などもチェックしておくといいでしょう。
訪問査定の担当者を賢く選ぶ方法
ただし、査定を依頼して最初に不動産会社と会う機会は訪問査定などで、基本的に営業マンが来訪すると思います。
そのため店舗の様子が分からない場合があります。
その際は対応してくれる営業マンをしっかりと見極めましょう。
見極める重要なポイントはただ1点です。
それは売主である「自分たちの相談に親身になって乗ってくれるか?」という点になります。
例えば、
売主Aさんが、一括査定サイトを利用して複数の不動産会社から訪問査定を受けました。
査定価格はバラバラに出てきましたが、そのAさんは一番低い価格を提示した不動産会社に決めました。
結果としてはどの会社が出してきた査定額よりも高く売却ができました。
Aさんは何故その不動産会社に依頼したのでしょうか?
その理由は「営業マンが自分の話を一番よく聞いてくれたから」ということでした。
Aさんの選び方が成功した理由は、不動産売却はどの不動産にもそれぞれの特長があり、どの売主にも個別事情があるので毎回特徴が違う仕事であるということを理解していたからです。
つまり毎回違うものを売る訳なので、どれだけ売主の意向に沿った売却活動が出来るのか?と言うことになります。
一番いい方法は、売主からしっかりとヒアリングをしてその人その人に合った方法を選択することでしょう。
Aさんが選んだ不動産会社は、物件特性やAさんの個別事情を踏まえ、最適な売却方法を提案してきました。
その結果として、売却物件に合った方法が上手くいったので高く売却することができたのです。
回避策は一般媒介契約を締結する
まだ不安に感じる方に回避策として提案するのは、不動産会社とは一般媒介契約で締結しておくことです。
不動産には「一般契約」と「専任契約」があります。
専任契約にしてしまうとその不動産会社以外からには頼めなくなってしまいます。
逆に一般媒介であれば、もし業者選びに失敗したとしても他の業者と同時に一般媒介契約を締結することが可能できます。
心配な方は無理に一社だけの専任媒介契約にする必要はありません。
複数の不動産を探すなら
しかし、そんな不動産会社を何社も知っている人は少ないと思います。
そこで便利なのが「一括査定」になります。
最初に説明しましたが、一括査定を使うと物件情報にマッチングする不動産会社を自動で探してくれるサービスになります。
そのため一般媒介契約する人にはもってこいのサービスなのです。
しっかりと不動産一括査定サイトを選ぶ基準について理解できた方は、下記の「不動産一括査定サイトランキング」の記事で実際に自分にあった一括査定サイトを確認しておきましょう。