「一戸建ての売却方法がわからない」
「売ろうと思うけどそもそもどんな方法があるの?」
「一戸建てを高く売るいい方法ってないのかな?」
「出来るだけ早く売りたいんだけど何かいい方法ないかな?」
など、家を売ろうと考えた時に、まず最初に思いつくのが売却方法ですよね?
でも、自分で調べるのも大変だし、どんな方法があるのかすぐに知りたい!
そんな方のために、不動さんが「一戸建てを売却する方法」や「一戸建てを早く高く売却する方法」を教えてくれるみたいです。
どんな方法があるかわからなくて困っている方は参考にしてください。
一戸建てを売却する方法を売る時の流れから考える
家を売りたいと思っていたり、住み替えをしたいと思っているけど「住んでいる家は売れるのかな?」「家を売却する時に何から始めたらいいか分からない」と思っていませんか?。
車やバイクなどは専門会社が買取してくれるのが一般的になりますが、不動産の場合は違います。
日本では、不動産会社に買主を探してもらう「仲介」が主流になります。
家を売ることは人生で何度も経験することがないので、不安な点もたくさん出てくると思います。
そこでまずは、家を売る方法、必要な費用、注意しておきたいことについて紹介しましょう。
家を売却する時の流れを知っておこう
家を売却する理由は人それぞれで、初めての経験だった場合は戸惑うものです。
最初に家を売るための大体の流れを確認しておきましょう。
一戸建て売却のおおまかな流れ
① 相場を調べてみる
② 広告などを使って買主を探す
③ 買主が見つかったら、価格交渉して契約する
家がいくらで売れるのかは、一番気になるところでしょう。
まずは相場を調べるところから始めましょう。
相場を調べるには国土交通省の「不動産取引価格交渉情報検索」を使って、実際に取引されている価格を調べましょう。
また中古住宅「HOME4U」など、家を買おうと思っていて探している人が見るサイトで、自分の物件に似ている物件がいくらで売り出されているか確認してもいいでしょう。
自分の家がいったいくらいで売れるのか、事前に調べておくと資金計画が立てやすくなります。
相場を調べる方法についてもっと詳しく知りたい場合は、「不動産の売却相場を調べ方は?」をご覧ください。
そしてその次に重要なのが、買主を探す方法です。
方法は2つあります。
不動産会社に仲介を依頼して買主を探してもらう方法と、自分で買主を探す方法、のどちらかです。
不動産会社に仲介を依頼するメリットは、家の購入希望者を全国から探してくれることです。
不動産会社の幅広いネットワークを活かして、あなたの家を買いたいと言う人を探し出してくれます。
さらに、契約や価格交渉もすべてお任せできるのも安心です。
ただしその分、仲介手数料がかかります。
仲介手数料は、売却した物件価格の3%+6万円が上限と決まっています。
例えば、3,000万円で売れた場合は、96万円(税抜き)です。
※売却金額によって変りますが、多くの物件は「3%+6万円」です。
もし、親戚や知り合いに売却する場合や自分で買主を探し出せそうなら、仲介手数料がかからない個人売買を選択する方法もあります。
ただし、売主が負う瑕疵担保責任など法律や専門知識が必要となる不動産取引では心配なことも多くなります。
個人売買にはメリットとデメリットがあるので、ちゃんと把握してからどちらにするか考えましょう。
不動産会社を探す方法
では、不動産会社に依頼する場合はどうやって不動産会社を探せばいいか知っていますか?
もしも信頼できる不動産会社を知っているのなら、そこにお任せするのがいいでしょう。
ですが、新たに不動産会社を探すのであれば、3つの方法があります。
① 近所の不動産会社を探す
② 広告などで目にする不動産会社に直接問い合わせてみる
③ インターネットの一括査定サイトで不動産会社を探す
近所で不動産会社を探す場合は、大手不動産会社の店舗と地元の不動産会社の2種類があります。
どちらにしても、入りやすい雰囲気の店舗であれば、直接相談に行ってみるのもよいでしょう。
広告で目にする不動産会社に問い合わせるには、インターネットや広告に載っている電話番号などを調べて、直接電話してみましょう。
また、インターネットから問い合わせをする場合は、査定を依頼する方法が一般的です。
どの不動産会社でも、ホームページに査定依頼の項目があるので、そこから問い合わせてみるといいでしょう。
そうすることによって、査定価格を提示してくれます。
知っている不動産会社で信頼できる会社が思い浮かばない場合は、インターネットの一括査定サイトを利用してみましょう。
物件の所在地や情報を入力すると、あなたの地域に対応している不動産会社を選んでくれる。
大手から地域密着型の会社まで、幅広く取り扱っているので一度に複数の会社に問い合わせをすることも可能です。
いくつもの不動産会社に問い合わせをすることによって、不動産会社の対応や査定価格を比較することができます。
また、忙しい方でも深夜などに自宅から問い合わせができるのも便利なところです。
不動産会社を探す方法についてもっと詳しく知りたい方は、「どこの不動産会社に依頼するか」をご覧下さい。
家を売却する方法は「仲介」と「買取」がある
ここまで「仲介」の話しをしてきましたが、実は不動産会社に家を買い取ってもらう「買取」という方法もあります。
不動産以外の物は「買取」をしてもらうのが一般的ですが、不動産の売買では「仲介」が一般的な取引になります。
その理由は「買取」よりも「仲介」の方が高く売れるからです。
「買取」の場合は、不動産会社が直接物件を購入してから買主を見つけて販売をします。
そうなると物件を買った金額と売った金額の差額が不動産会社の利益になるわけです。
そのため、不動産会社は市場価格よりも安く家を買って市場価格で売り出すので、売る側にとっては安く買われてしまうことになります。
ただし、買主が見つかるまで売れない「仲介」に比べて、不動産会社が直接買ってくれる「買取」は、現金がすぐ手に入ることが大きなメリットです。
少しでも高く売りたくて、売却にかかる時間に余裕がある場合は「仲介」がおすすめでしょう。
一方で時間がなくて売却価格が多少安くなってでも、なるべく早く売りたいのなら「買取」がいいでしょう。
とは言っても、高く売りたいけど長引くのは困るという方は、最初は「仲介」で依頼して売れない時は「買取」してもらう方法もあります。
仲介も買取も両方取り扱っている不動産会社を選んでおくと良いでしょう。
不動産会社を選ぶ時のチェックポイント
不動産の売却を依頼するなら販売実績が多くて、信頼して任せることができる会社を選びたいですよね?
そこでチェックすべき点を確認しておきましょう。
不動産会社の得意分野を調べる
不動産会社はたくさんありますが、賃貸中心、売買中心と取扱物件が分かれています。
さらに、一戸建てが得意、マンションの取り扱いがメインといった会社もあります。
売却物件を得意としている会社に仲介を依頼する方が、早く、高く売ってくれる可能性が高くなります。
さまざまな不動産会社の話しを聞いていると、どんな違いがあるかわかってきます。
いくつかの会社を比較することで得意な分野を見極めましょう。
複数の会社へ査定依頼すること
では、何社ぐらいに相談するといいのでしょうか?
できれば複数の会社に査定を依頼するところから始めるといいでしょう。
その中から媒介契約を結ぶ会社を絞り込みます。
ただし、数が多すぎると混乱するので依頼するのは3~6社くらいにしましょう。
それくらいの数が煩わしくなくて、比較がスムーズに進んでいくでしょう。
媒介契約とは
仲介を依頼する不動産会社と結ぶ契約のこと。
複数の会社と契約することもできます。
大手か地元の不動産会社を選ぶ
売却をスムーズに進めるためには大手の不動産会社に依頼するのがいいのか、地元の不動産会社に依頼する方がいいのか悩むところです。
大手の不動産会社の場合は、取引実績が豊富でやはり安心感があります。
地元の不動産会社の場合は、地域に精通しているので、大手では入手できない地域情報を使ってスピーディーに売却してくれます。
しかし、最も重要なのは不動産会社を信頼して任せられるかどうかです。
以下3つのチェックポイントを参考に、信頼できる不動産会社を選んでください。
【3つのチェックポイント】
・ 売却する事情を親身になって聞いてくれるか?
・ 売却査定額は相場に比べて高すぎないか?売却希望額を考慮して適切なアドバイスをくれるか?
・ 売りたい物件エリアの売却実績は豊富か?
遠方の物件を売りたい時は・・・
住んでいる地域から離れている家などを売りたい時は、売却物件に近い不動産会社に依頼した方がいいか、連絡が取りやすいから住んでいる地域の不動産会社に相談した方がいいのか、迷うところでしょう。
ただ、家を売るのであれば売却物件の地域情報に詳しい不動産会社に任せた方が安心でしょう。
現地に行かなくてもやり取りはメールや写真でもできるので、どのような時にどんな手段でやり取りするのか事前に確認しておくと安心です。
また、遠方の不動産会社をインターネットで探すなら、一括査定サイトを利用すると便利でしょう。
家はどれくらいの期間で売れるのか?
家の売却するには、通常2〜6ヶ月ほどかかります。
① 不動産会社を選び、媒介契約を結ぶまでに1~3週間。
② 家の売り出しを開始して、買ってくれる人が見つかるまで1〜3ヶ月。売り出してすぐに購入希望者が見つかる場合もありますし、数ヶ月経ってもなかなか見つからない場合もあります。
③ 買い手と売買契約を結ぶまで1~2週間。売買契約をするまでに、価格や条件の交渉が行われます。
④ 売買契約後、決済までに1ヶ月程度。買い手側のローン申込み、審査などにかかる期間が通常1ヶ月程度です。
⑤ 引き渡しに、数日~数週間。
このように家を売ろうと思ってから売却が完了するまでは、結構な時間がかかります。
あらかじめ6ヶ月くらい必要だと想定して行動すると、焦らずに進めることができます。
家の売却期間についてもっと詳しく知りたい方は「不動産の売却にかかる期間はどれくらい?」をご覧下さい。
一戸建てを早く高く売る方法
先ほども少し紹介しましたが家を早く売るには、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取制度」を利用する方法があります。
この方法を利用すれば早く確実に売ることが可能ですが、一般的に売却価格は安くなってしまいます。
そのため、もし資金繰りなどで特に急ぐ必要がない場合は、ホームステージングという方法を検討してみてもいいでしょう。
この方法を利用すれば、通常の売却期間よりも早く売ることができて売却価格が下がることもありません。
早く売って売却価格が下がらない方法?
もし、残債の返済などで資金繰りを急がない場合は早く売る方法があります。
それは、ホームステージングを実施することです。
ホームステージングとは、インテリア、家具、小物などを使って部屋をコーディネートしてモデルルームのように部屋を演出する方法です。
この方法を使えば、家の第一印象を高めることが出来ます。
また、ホームステージングをしないで売却をした時の売却期間は平均して156日かかりますが、ホームステージングをした場合は平均で42日と、ずいぶん短縮できたというデータもあります。
つまり、ホームステージングを利用すれば、通常よりも早く家を売ることができるということです。
さらに、売却価格を下げなくてもいいので、希望価格で売れる可能性が高くなります。
ホームステージングってどんな方法?
ホームステージングとは簡単に言ってしまうと、モデルルームのように演出するサービスになります。
欧米では、家を売る時に少しお金をかけて綺麗に見せる「ホームステージング」を行うのが一般的です。
家具、照明、小物やグリーンで室内を装飾することで、物件の良い印象を高めて高値売却や早期売却をサポートしてくれます。
日本ではまだ認知度が低いサービスになりますが、中古物件市場が活発になってきた現在では注目が集まってきています。
また、空室の家をコーディネイトしてくれるのはもちろんのこと、住みながら売却活動をする方向けに荷物を一度預かってくれるサービスを行うなど、さまざまなプランが用意されています。
ホームステージングはどんな効果があるの?
ホームステージングはライバル物件に差をつけて「ここに住みたい」と思わせることができます。
家の売却活動を始めると、まずはインターネットや新聞広告などに室内写真を掲載して購入希望者を集めます。
家の売却を始めても、興味を持ってもらい内覧に来てくれないと物件は売れません。
そのため同じ物件だとしても、インテリアで美しく演出された部屋の写真と普通の部屋の写真では、どちらに問い合わせが多く集まるかは簡単に想像できると思います。
興味を持ってもらえたら、実際に購入希望者が物件の内覧に訪れます。
内覧は売却活動の中ではとても重要で、買い手は家に入ってからたった6秒で買うか買わないかを決めてしまうといわれています。
ホームステージングを行えば第一印象が良くなることは間違いありません。
室内をモデルルームのように演出することで、「ここに住みたい!」と思わせることができます。
ホームステージングはお金をかける価値がある?
ホームステージングでは、数万円~数十万円の費用が必要です。
しかし「お金をかけてまでやる価値があるのか?」と疑問に思われる方も多いと思います。
高値売却をサポートしてもらえる
ホームステージングを一般的に行っている国では、ホームステージングを行ってから家を売却した場合と行わないで売却した場合を比較すると、ホームステージングした方が6%以上高く売れるという調査データがあります。
※アメリカ、コールドウェル銀行調査データより
例えば、数千万円で売却予定の物件を6%高く売るために、数十万円の費用をかけるのであればその価値はあるでしょう。
早期売却をサポートしてもらえる
また、売却期間に関しても大きく影響してきます。
ホームステージングを行わずに売却活動を開始して156日間売れなかった物件に、ホームステージングを行ったところ平均42日間で売れたというデータがあります。
※株式会社ホームステージング・ジャパンデータより
売れない場合は値下げをするより少し費用をかける
日本では最近、売り出した後になかなか売れない場合にホームステージングを行って販売活動を促進する、という目的で使われることが多いようです。
家を売り出しても購入希望者が現れない場合は、通常売り出し価格を50万~100万円単位で値下げをしていきます。
その時に、値下げをしないで数万円~数十万円のホームステージングを行って、当初の売り出し価格を維持したまま販売活動を続けてみます。
このような方法であれば、売り出し価格の値下げをせずに物件をより良く見せることができるので費用をかけるメリットがありそうですね。
ここまで一戸建てを売却する方法について詳しく解説してきました。
家を売却するには、
① 相場を調べる
② 広告などで買主を探す
③ 買主が見つかったら、価格交渉して契約する
の順で売却をして、
・ 近所の不動産会社を探す
・ 広告などで目にする不動産会社に直接問い合わせてみる
・ インターネットの一括査定サイトで不動産会社を探す
で不動産会社を探しましょう。
その後に、「仲介」か「買取」にするかを選ぶようにしましょう。
ここまでの内容が分かったら売却する準備を始めてみましょう。
詳しくは下記の「不動産売却前に準備をするべきこと!」をご覧ください。