マンション売却期間の「平均3か月」は気にする必要なし!

投稿日:2018年8月3日 更新日:

マンション売却にかかる期間は、ケースバイケースです。よく見かける「平均3か月」という数字には何ら意味がありません。期間は売主次第で、むしろ「いつまでに売りたいか?」という方針を決めることが大切です。

この記事では、売却前に知っておきたい「マンション売却の期間」に対する考え方をお伝えします。

平均売却期間を参考にする必要なし!

マンション売却を決めたら、どれぐらいの期間で売れるのかが気になる方も多いことでしょう。実は売却までの期間は売主次第の部分が大きいです。

マンション売却に関するウェブサイトを見ていると、「平均3か月」という数字を多々見かけます。

三井住友信託銀行グループ「三井住友トラスト不動産」のホームページにも、2014年に関して次のようなデータが掲載されています。

<三大都市圏のマンション平均売却期間>

  • 首都圏・・・2.5か月
  • 近畿圏・・・3.3か月
  • 中部圏・・・4.1か月

(参考)三井住友トラスト不動産ホームページ:「不動産マーケット情報

このデータを見れば、売り出しスタートから成約まで、「3か月を目安にすればよい」という印象を受けるかもしれません。

しかし、実際は、「約3か月」という平均売却期間を気にする必要はありません。

なぜ、気にする必要がないのか?

なぜ、平均売却期間を気にする必要はないのでしょうか?主な理由は次の2つです。

  • どれ一つとっても、同じ条件のマンションはない
  • 何を優先するかによって、売却期間は大きく変わる

それぞれについて、詳しく見てみましょう。

どれ一つとっても、同じ条件のマンションはない

マンションはすべて条件が異なります。立地や築年数、広さなどの条件が違えば当然ながら、売れ行きは異なります。

たとえば人気エリアのマンションの場合、売り出してすぐに売れることも多々あります。同じく人気の学区に建つマンションであれば、近所の住民が常々チェックしており、売り出して数日で購入申込みがあることも珍しくありません。

逆に、一般的に売れにくいと言われる西向きマンションの場合、適切な戦略を立てて売らなければ、1年経っても売れないケースも存在します。

西向きマンションは売却に不利?

つまり平均期間は、あらゆる条件のマンションから導き出された数字です。条件の異なるマンションが売れた期間の平均を知っても、ご自身のマンション売却には何の意味もありません。

何を優先するかによって、売却期間は大きく変わる

売主が何を優先するかによって、売却期間は大きく変わります。

たとえば売主が「売却期間」を優先する場合。要は「早く売ること」がもっとも重要な場合は、最初から価格を下げてでも売ることを徹底します。

一方、売主が「価格」を優先する場合。要は「高く売ること」がもっとも大事な場合は、売却期間が長引いても強気の価格設定をしたまま、気長に待ちます。

つまり、値段を安くしてでも早期売却するのか、相応の売却金額を目指して時間をかけて待つのか、結局は売主次第なのです。

大事なことは、売却時期の目標を決めること!

ではマンションを売る際、どのように期間を意識すればよいのでしょうか?

まずは「いつまでの売却を目指すのか?」という最終期限を設定しておくことが大切です。さらに、「いくら以上の価格で売りたいのか?」という最低価格も、あわせて決めておきましょう。

なぜなら、最終期限と最低価格を決めておくことで、売却までの戦略を立てることができるからです。結果的に、目標期間内での売却の可能性が高くなります。

最終期限まで余裕がある場合なら、最初は強気の価格設定が可能です。逆に、最終期限まで時間がない場合は、価格設定を抑えることも考える必要があります。

目標期間で売れそうにないなら?

希望通りの期限までに売れそうにない場合、戦略的な値下げが必要になります。

「売れなければ、いつどれだけ値下げするのか?」「最終的な値下げは、どのタイミングで行うのか?」などを、不動産会社とあらかじめ相談しておきましょう。

ただし売れない理由が価格以外の場合は、値下げしても売れません。誠実な不動産会社であれば、安易な値下げをすすめることはありません。

売れない場合、まずは「どの時点でつまずいているのか?」を見極めて、対策を立てることが大切です。それから値下げしても、決して遅くありません。

売却活動を始めてもなかなか売れない場合、大きく次の2つのパターンに分けられます。

  • そもそも内覧の希望や問い合わせが少ない
  • 内覧には来るが、成約しない

どちらのケースに相当するのかを確認しましょう。

一般媒介契約の一部を除いては、不動産会社から定期的に営業報告書の提出があります。内覧の申込数や案内数などの数字を見て判断しましょう。

マンション売却の営業活動報告書とは?チェックポイントを解説!

なお、それぞれのパターンにおける対策に関しては、別記事にて詳しく解説しています。目標期間内に売るためにも、ぜひ参考にしてください。

マンションの内覧が少ない!考えられる原因と対策を紹介

マンションの内覧があるのに売れない!契約へつなげるには?

不動産会社を変えることも一つの手段

売れないということは、ある意味では「不動産会社の戦略が正しくない」ということです。

営業マンと接していて、「価格に関する戦略が明確でない」「広告活動が不十分」「対応に誠実さが感じられない」などの不満や不安を感じるなら、不動産会社を変えることも一つの選択肢です。

たとえば、知名度だけで不動産会社を選んでも、エリア情報に詳しくない場合があります。

地域情報を把握し、地域における販売実績を豊富に持つ地元不動産会社を、選択肢に入れるのも有効です。

大手と地元どっちが有利?マンション売却に強い不動産会社の選び方

まとめ

マンションの売却期間はケースバイケースです。「平均3か月」という数字に意味はありません。

いつまでに売りたいのかを決めておくことが大切です。最低価格もあわせて決めておき、戦略的な売却活動を行いましょう。

なお、売り出しから成約までの「売却期間」以外にも、実際には不動産会社を探す期間や、成約から引き渡しまでの期間も必要です。マンション売却を決めたら、なるべく早く不動産会探しを始めることをおすすめします。





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